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経済産業大臣指定、伝統的工芸品。
一度、真多呂人形をご覧下さい。
ひな人形で政治・歴史を教える
歴史学者の磯田道史さん。
武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新
などを書かれたり、メディアに多数出演するなど新進気鋭の学者さんです。
その磯田さん、ひな人形を使って、お子さんに政治や歴史を教えることがあるようです。
そう書くと、おとぎ話のような、ちょっとメルヘンの世界がイメージされたりするのではないでしょうか。
でも、そういう感じではなく、もっと生々しいもの。
どういうものかというと、逆さま雛人形。
畏れ多いことだけれど、刀を持った武士の人形を上にして、お内裏様たちを下にして見せることがあるようです。
通常はお内裏様たちが上で、武士たちは下のほうにいます。
しかし、これが自動的にそうなるものだと思ってはいけない。
武士が一番上になり、他のひな人形たちを下にする。
これは、武力を持って他のものに言うことを聞かせる(支配する)という事態を表します。
その状態を見せて、「こういう事態は歴史には起こり得る」「実際に起きている」といったことを教えていらっしゃるようです。
ご自身のお子さんが3歳とか5歳のときからやっていらっしゃるとか。
お内裏様たちが一番上で、武士たちが下にいる構図は、秩序だった安定している世界。
それは、いつも自動的にそうなるものとは限らない、という教えですね。
雛壇飾りを使ってそんなことを考える(やっている)人がいるとは・・・
さすが歴史学者だとも思いますが、面白いものですね。
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2018年4月13日 | コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリー:雛人形 その他